これで勉強嫌いも克服!?自主的に勉強するために親子で取り組むアプローチ5選

教育

 

シロ
シロ

前回、子供が勉強をしない場合
放置せず親も関与していく方が良いことを学びました。

 

 

ただ関与するといっても
強制的にやらせるわけにもいかないですし
どうやって促せばいいのでしょう??

 

子供が勉強に前向きになったり
自主的に行うようになる良い方法はないでしょうか??

しろすけ医師
しろすけ医師

今回は勉強嫌いの

 

『子供が勉強を自主的に行うようになるには?』

 

この具体的な方法や親の関わり方を解説したいと思います。

シロ
シロ

しろすけ先生
今回もぜひ親として話しを聞かせて下さい!

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勉強をしよう!子供がそう思うために大事にしたい3つのアプローチ

しろすけ医師
しろすけ医師

勉強をしよう!

 

子供が独りでにそう思い至るのを
なかなか難しいことと言えます。

 

 

なるべく早くから
自主的に勉強を始めてもらいたい…

 

 

そう思うのであれば
親が適切に支援していくことがとても大事です!!

 

その際に心がけて頂きたいのは

【子供への3つアプローチ】

です。

①メンタルへのアプローチ
②行動へのアプローチ
③環境へのアプローチ
しろ
シロ

しろすけ先生、
具体的にどのようなことをすればいいのでしょう?

しろすけ医師
しろすけ医師

順番に解説していきますね。

子供のメンタルへのアプローチ

知的好奇心を育む

知的好奇心の延長に勉強があるようにする

人が勉強や学習をするきっかけは
大きく分けて

①環境に適応し生き抜くため
②欲求を満たすため

の2つがあります。

しろすけ医師
しろすけ医師

この2つのきっかけのうち
特に②について注目をしてもらいたいと思っています!

 

心理学者である
ヘンリー・アレクサンダー・マレー氏は
人が根源的にもつ欲求を
【欲求リスト】としてまとめています。

その中には

✅勉強して知識を増やしたい
✅物事の因果関係を知りたい

など

知的な学習欲求・理解欲求
というものがあります。

しろすけ医師
しろすけ医師

元来、人は勉強したり学習したり
物事を分析したりすることに喜びを感じるようにできています。

 

つまり

その欲求を満たしていけば
必然的に勉強や学習への取組が強化される

 

= 勉強や学習への自主性が育まれる

 

と言うことができるでしょう!

しろ
シロ

うーん…でも先生、

 

勉強って【テストや受験】など
必要に駆られて行ったり
目標を掲げて行うイメージが強いですね…

しろすけ医師
しろすけ医師

シロさんのおっしゃっているのは
①のパターンですね。

 

大人になるにつれて
勉強は手段で用いられることも増えるので
そう感じるかもしれません。

 

ですが今回着眼したいのはあくまで②です。

 

知的欲求・理解欲求は

 

なぜ?なに?と
物事に疑問が持つことからスタートします。

 

 

言い換えれば

 

知的好奇心

とも言えるでしょう。

 

何かに疑問を持つから知りたいと思うわけですね。

 

シロさんも子供の頃
色んな物事に『なぜ?なに?』となっていた時期ありませんか?

 

またシロさんが
強く興味を持ち時間を費やしたことは何でしたか??

 

親に止められたけど
親に隠れて集めていたものや見ていたもの、

時には親も巻き込んで
一緒に見ていたものなどもあったのではないでしょうか??

しろ
シロ

子供の頃は
どちらかというと静かな子でした。

 

ただ小学生の頃
絵本や学習本が好きでずっと読んでいましたね。

 

親からは
『手がかからない子だ』
と言われていましたが

1日何冊も読んでいましたね。

 

小学生の時は
好きなアニメを沢山見返したり
グッズを集めたりもしていました。

 

今はもうグッズなどは卒業していますが
一時期そうしたことが楽しかったというのは
今でも記憶に残っています

しろすけ医師
しろすけ医師

素晴らしい思い出ですね!

そしてご体験されている通りですよ。

 

✅なぜこうなってるの?
✅他にどんな種類やタイプがあるのだろう?
✅どういう原理なの?
✅これからどうなるんだろう?

 

など

人は興味があることや気になることについては
夢中になって調べて知ろうとしたり
関連するものを集めようとします。

 

これは

 

✅受験で必要だから
✅資格をとって収入を増やしたいから
✅テストで良い点をとって親や友達に評価されたいから

 

そうした【理由や動機】があるものではありません。

 

もっと純粋な

面白い / 楽しい

という感情に基づいて行われるのです。

 

こうした
勉強や学習が楽しい!面白い!
と感じる体験をすることが大事なのです。

 

そのためには
知的好奇心を持ちそれを満たすこと
とても大切な作業だと言えます。

しろ
シロ

先生に聞かれて
その時のことを少し思い出しました。

 

小さい頃は本を読んでいるときは
他のことが気にならないくらい集中していました。

 

次もまた読みたい!と気になり
次の日が待ち遠しくなっていましたね…

しろすけ医師
しろすけ医師

脳科学的にも

『勉強ができる人や賢い人は知的好奇心が旺盛な人が多い』
という研究結果も発表されています。

 

実際にしろすけの体験談としても

 

医学部に受かっている人たちは
なぜ?なに?をそのままにせず
気になったことはトコトン追求していく人が
多い傾向と言えます。

 

 

子供の頃から
『なぜ?なに?』という疑問を大切にして

『知りたい』という好奇心を育まれてきたから

自主的な勉強や学習につながっていくと言えるのでしょう。

 

そのためにも
子供の『なぜ・なに』『興味あること』を
親は積極的に支援していきましょう。

 

子供の興味を否定せず親の価値観を押し付けない

親の目線で子供を評価せず、また親の価値観は押し付けない
しろすけ医師
しろすけ医師

先ほど、子供の知的好奇心の大切さをお伝えしました。

 

この知的好奇心は
子供の価値観で発生していくものでもあります。

 

そのため、親からすると

 

何でそれに興味を持ったの?
こっちに興味をもった方がいいと思うよ?

 

ということも沢山出てくるかもしれません。

しろ
シロ

そうした時、
親としてどのようことに注意して
接すればいいのでしょう?

しろすけ医師
しろすけ医師

まず、子供の興味あるものを否定したり
親の価値観を押し付けることは止めましょう。

 

子供の好奇心に親も共感をすることが大切です。

 

子供にとって面白いと感じたものは
飽きるまで徹底的に触れる機会を与え

 

✅なんで面白いと思ったの?
✅これはどうなってるんだろうね?
✅不思議なことは一緒に調べてみようか

 

と親も一緒に参加をしてほしいと思います。

 

子供も勉強や学習体験を
大好きな親と一緒に共有することで
楽しさや充実感は更に強まります。

 

そうすることで

 

知的好奇心を持つことは良いことなんだ!
それを追求することは楽しいことなんだ!

 

と知的欲求や理解欲求が高まることでしょう。

 

 

また気をつけて頂きたいのは

 

今忙しいからあとにして!
そんなの知らなくて(やらなくて)いいの!

 

このように子供の好奇心を
後回したり否定したりしていませんか?

 

親も日々忙しいですし
今しなくても困ることではないかもしれません。

 

ですが、
知的欲求や理解欲求が満たされないことが続くと

勉強や学習への意欲低下にもつながる可能性も出てきます。

しろ
シロ

う…これは耳が痛いです。

小さい頃は
コハクを保育園に預けていたので、
なぜ?なに?をあまり一緒に見れてこれなかったと思います…

 

気付かないうちに
我慢させてしまっていたかもしれませんね💦

 

改めて親として
子供の興味あるものをきちんと吸い上げ
それに時間を費やせれるようにしてあげたいと思います。

しろすけ医師
しろすけ医師

夫婦共働きで忙しい方も沢山いらっしゃると思います。

 

そんな時間とれないよ…
そう感じられる方もいらっしゃることでしょう。

 

でも1つだけ覚えておいて下さい。

 

子供の身体は時間とともに成長しますが
子供の精神は体験とともに成長します。

 

勉強や学習が楽しい!

 

そう思える体験を
親として増やしてあげれるよう支援を心がけて頂ければと思います。

行動へのアプローチ

しろすけ医師
しろすけ医師

先ほどまでは、
子供の知的好奇心をテーマに話しをしてきました。

 

ただ知的好奇心は一つの欲求でもあり
実際には勉強/学習という行動を伴っていく必要があります。

 

ここでは自主性を育むための
行動への働きかけを見ていきましょう。

 

ポイントは

✅勉強や学習体験での失敗体験を少なくする
✅失敗したときに修正できる力を身につけておく

この2点ですね。

 

具体的な夢(目標)を設定しよう

自分が学び続けれるものを具体的に夢(目標)として設定しよう
しろすけ医師
しろすけ医師

将来の夢…
小学生などではよく作文でも書くテーマかもしれませんね。

 

けど、しろすけとしては
この夢(目標)というのは大事なものだと思っています。

 

というのは
夢(目標)はそうしたいなぁという感情や欲求の起源であり
行動の原動力、つまり勉強や学習の元にもなります。

 

そしてそれは
【具体化】するほどより効果が発揮すると言えるでしょう。

 

曖昧な目標だと
何をすればいいかも曖昧なままになりがちです。

 

また、行き当たりばったりの行動をしていくと
失敗するこが出てくる可能性も…・

 

そうした予防策としても
【夢(目標)の具体化】は大切なアプローチの一つです。

 

実例も見てみましょう。

例)将来の学校の教師になりたい場合

大学を卒業後、〇〇県(都/道/府)△△市(区/町)の学校で◇◇を教える教師をしたい
大学院を卒業してから、私立△△学校で◇◇を教える教師をしたい
とりあえず教師を目指そう

この2つを比べると、より具体的なのは上の例だと思います。

教師といっても

✅公立/私立どちらで教壇に立つのか
✅都道府県、市区町村はどこを選ぶのか
✅どういった学校に赴任するのか
✅小/中/高のどの学生を対象として教師をしたいのか
✅どの科目を専門として教えるのか

など
教師になる上で決めていくことや
知らないといけないことも沢山あります。

しろすけ医師
しろすけ医師

もちろん、夢を抱いた段階では
まだ決めれないこともあるとは思います。

 

ただ漠然に思うより
具体的に決めていくことで

 

✅これを調べておいた方がいいな
✅次に何を勉強しておこう

 

そうしたやるべきことが見えてきませんか?

 

5W1H(why / what / when / where / who(whom) / how)

を明確にしていき

 

自分はこうしたいだ!
という想いを具現化していけるよう
親からも子供にも問いかけていくことをオススメします。

 

また子供が望む限り
情報収集や調査に支援をしてあげてくださいね。

 

計画の立てかたや行動の結果を評価をする練習をしよう

PDCAサイクルは子供の頃から身に着けておくのがベター
しろすけ医師
しろすけ医師

社会人で耳にするPDCAサイクル

子供の頃に耳にすることはほぼありません。

 

でも

✅仮説を立てる

✅その検証をする
✅問題点を分析する
という行動体験は
早くから身に着けておいて良いと思います。

 【PDCAサイクルとは?】

P(plan):計画
D(do)  :実行
C(check):評価
A (action):改善

の4つの頭文字の総称のことで
仮説と検証を循環させマネジメントの品質を高めようというする概念です。

仮説の検証だけでなく
目標を実現するためにもこのサイクルは理に叶っています。

しろすけ医師
しろすけ医師

このマネジメント方法により

 

どこに問題があり、どこが良かったのか?

を評価することで

 

✅目標や仮説がそもそも違っていたのか
✅目標や仮説は問題なかったけど計画や方法が違っていたのか

など
自身の行動も客観的に分析することができます。

 

人は失敗をすると
ネガティブな感情にとらわれ
行動そのものも萎縮してしまいます。

 

でも、
その失敗を改善していける力を身につければ
失敗を恐れなくなります。

 

そしてこの
失敗を次に活かせる修正力が
自主性にも繋がっていくと言えるでしょう!

環境へのアプローチ

これは以前にも少し触れましたが…

子供が勉強をしようにも
環境が整っていないと勉強に集中できないこともあります。

子供が勉強や学習に集中できるよう
親も積極的に環境を整えることには協力をしていきましょう。

例えば…

✅勉強部屋を設ける(勉強する場所を決める)
✅家に勉強部屋を設けるのが難しいなら塾など外部にそうした場所を設ける
✅子供が興味ある分野の教材はできる限り買い与える
✅勉強する時間帯を設定し、その間はスマホやゲームなど刺激物を無くす
✅子供が勉強する際には親も一緒に参加したり勉強してロールモデルになる
✅子供の努力を積極的に褒める

など

しろすけ医師
しろすけ医師

勉強をしているのは子供本人ですが
その環境を整えることができるのは親の役目でもあります。

 

この環境設定については
生活環境によってもアプローチは様々です。

ですがベースとして

✅勉強をしやすい空間を作る(家庭内/外で)
✅勉強をする時間帯を計画的に決めておく
✅娯楽と集中する時間のメリハリをつける
✅子供だけではなく親も勉強/学習をする姿勢を見せる

この4点を意識して
合った環境をお考え頂くと良いと思います。

我が子だったらどうすれば勉強に対してポジティブに臨んでいけるか…

トライしていきましょう!

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まとめ

以上、子供が勉強への自主性を育むために
親として出来る3方面からのアプローチをご紹介致しました。

しろすけ医師
しろすけ医師

子供の生育には
環境要因の影響が強いとも言われています。

 

子供にどうなってもらいたいか
子供もどうありたいか

 

それをお互いに押しつけ合うのではなく
親子で向き合っていくことがまずは大事なことでしょう。

 

最終的に行動するのは子供自身です。
子供がそれができる環境を親はサポートしていけると良いですね。

 

 

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