部活の部長は大変だし辛い!?部長の役割やメリットとは?

部活動
悩む男子高生
悩む男子高生

高校2年の男子です。

現在、ダンス部に所属しています。

全国大会にも出ている大きな部活で

先輩後輩の上下関係が厳しく、毎日の練習も大変です。

 

先日、顧問の先生から
3年生の引退後、次の部長にどうかと打診をされました。

 

部長という役職そのものには憧れはあります。

でも、自分に務まるのか…と不安を感じています

 

今の部長や副部長が悩まれている姿も
時に裏で見ていたので自分自身も同じことになるのか…と

 

親は勉強にも影響するからと、
そもそも部活動にはあまり賛成していなかったので
相談しても絶対に止めろと言われると思います。

 

また、
同級生の中では部長になりたいと思っている子もいるので
相談したら嫌味になりそうだし言えません…

 

顧問の先生に選ばれたのであれば
それに応えるためにも
やってみたいと思う気持ちもあるのですが

最後の最後に踏ん切りがつきません。


私に部長が務まるでしょうか??

 

マスター
マスター

ご質問ありがとうございます

 

相談者さんは、
全国大会にも出る部活動で頑張っておられるのですね!

練習も毎日大変だと思います。

 

そんな中、部長へ打診をされたのですね…

私も学生の頃は大きいクラブではありませんでしたが
部長をしていた経験があります。

 

相談者さんの悩みについて触れていきましょう!!

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部活動の部長…やるべき?

まず顧問の先生から打診されたとのことですが…

マスター
マスター

まずは、そのことを素直に喜びましょう!

 

他にも同学年の学生がいる中で、
相談者さんが選ばれたということは
顧問の先生に評価をされ

『部長』に適任だから打診をされたのでしょう。

ただし…

部長になったときのことを想像すると

役割を全うできるのか
責任を担えるのか
学業に影響がでないよう並行して行えるか
引き受けるのが自分にとって本当に良いことなのか

など不安も出てきますよね

顧問の先生の期待に応えたい
部長という憧れの役職になれるのであれば自分を試してみたい

そうした思いもあると思います

チャンスがあるならチャレンジすべき!

という考え方もあって然るべきでしょう

私自身の過去の経験を振り返り
相談者さんのご質問に回答を出すとしたら

部長の根本的な役割を理解し
能動的・積極的にできるのであれば部長という役職にトライしよう!
打診されたから/推薦されたから
チャンスが来たから / やってみたかったから
という考えであるなら、得られるものが少ないのでオススメしない…

というものです

この回答の意味を
もう少し具体的にわかりやすくするため
『部長』という役割を深めて見ていきましょう。

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部活動の部長…その根本的な役割とは??

顧問の代行者

学校に勤める教員の先生方は
クラス担任を担ったり、授業を行うなどの
教師としての仕事に平行して
部活の顧問としての仕事も行います

これが非常に大変です。

教師の仕事も行いつつ休日出勤することもあります。
当然一から十まで部活動の運営を顧問の先生だけで行うのは困難です

そのため、部活動の運営については代行者が必要になってきます。

そうです。

この『代行者』というのが
部長等役職者の役割の一つです。

✅部活の進行をスムーズに行う
✅決めた練習メニューを部長の管理下のもと行う
✅練習の様子を見て活動報告を顧問へ行う
✅顧問からの連絡事項を代理で伝える
✅学校の部活会議など運営に関わることに携わる
✅学生同士の人間関係からメンバーを観察し相談役を担う

などなど…

顧問の代行という形で
部活という集団を顧問の指示の元で率いることになります

神輿としての部長

部活という場で集団をまとめ上げるには
『部員や幹部それぞれの役割を明確にすること』がとても大切です。

お互いに役割を分担することで
1人では成し遂げられないような成果を出すことができます。

その中で特に重要なのが
顧問の代行者でありリーダーでもある『部長』という存在です。

✅顧問は部活の全責任を負う存在
✅部長は顧問のサポートを受けながら、みんなを導く存在

ただし、部活ではリーダーでありながら
部活動の最終責任や決定権はほぼありません。

部長はあくまで顧問の代行者に過ぎないのです。

であれば、部長決めはこう言い換えることができるかもしれません。

神輿に乗せられる人を決めること
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部長を務めるのは苦労だけ?やるメリットはあるの?

悩む男子高生
悩む男子高生

『部長』って憧れる存在に感じていましたが
『神輿』と聞くと、なんだか気持ちが沈んじゃいますね…

 

しかも、『神輿』であるなら
誰が部長として担がれてもいいのではないですか??

マスター
マスター

権限がなく神輿に乗せられると言われれば
『面倒なだけ』『やりたくない』と思っちゃいますよね。

 

ただ
『誰でもいいか』というとそうではありませんよ。

出来る人と出来ない人に分かれます。
むしろ、神輿に乗りたくても周囲が担いでくれない人だっています。

 

また、
部長をすることで得られる経験 / メリット / その立場に立った人にしか見えない景色を見ることもできます。

 

 

メリットその①:人生通して神輿に乗れる機会は少ない

そもそも、人生に置いて
集団の代表(リーダー)的な立場
になれる機会は多くありません。

例えば学生生活で見ると

✅生徒会長
✅学級委員長
✅部長

ぐらいで、しかも小~高校生のそれぞれの段階で1度きりです。

あとはボランティアやボーイスカウトなどの
地域活動の中であるかどうか…

つまり、
『神輿』になれる学生は非常に限られた少数です。

『希少な経験を積むことができる』
『顧問やその他先生方と話す機会が得られる』
という意味では他の多数の学生と比較し
アドバンテージを得る機会に繋がるでしょう。

メリット②:神輿の経験は社会人になってから活用可能

社会人になると

平社員 → 主任 → 係長 …

というように
責任と権限に応じて立場(役職)が設けられています。

そして実は
『部活動の部長』で必要とする役割や能力は
『社会人における役職者』で必要とする役割や能力と
共通点がとても多いのです。

違うのは権限や責任の範囲だけ

つまり、
部長を担うことで事前に社会人の役職者の疑似体験ができるため
いざ社会人になった際、同僚達から抜きん出ることができるかもしれません。

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部長が務まるかどうか…その決め手は?

マスター
マスター

最終的に
『部長が務まるのかどうか』よりも
気にするべきは
『部長のメリットを享受できるのか』
だと思います

言われたから / 推薦されたから
など受動的な理由で部長をした場合

✅顧問のメッセンジャーや仕事の下請けぐらいしか務まらない
✅部長ではあるけど、正直いてもいなくてもいい存在で終わる
✅自分が部長だったから残せたもの(実績)がないまま終わる

と残念な結果になる可能性が高いでしょう。

逆に

どんな風に神輿乗ればいいのか?
神輿として、担ぎ手たちに気持ち良く担がれるにはどうすればいいのか?
神輿と担ぎ手以外に必要な役割があるか?

など自分やチーム全体の役割をしっかり見据えた上

自らの意志を持って部長になる場合

✅顧問の代行の中でも権限や責任あることも任される
✅良い神輿を演じることでチームに活気と結果をもたらせる
✅自分が部長だったからと言える実績や成果を残せる
✅リーダーとして人を管理したり率いた経験やスキルが蓄積する

など部長としての経験が
自身の人生の大きな糧になることでしょう。

 

立派な神輿となるか
名だけの神輿となるか は自分次第と言えるのです。

それを楽しんでできると思えるかどうか…

相談者さんも自分で結論を出してみて下さい!

しろすけ医師
しろすけ医師

私からも失敗談を一つ…

 

私自身は医学部学生時代にとある体育部の部長でした。
信じられないかもしれませんが、体育部だったのですよ。

 

先輩後輩の上下関係やOBOGの関係が
非常に重んじられるのが私立医学部の運動部というもの。

 

そこの部長という役職で、
私はかなーり苦しい経験をしました。

 

部長だからという理由だけで、
OBの先輩方に理不尽に怒られることもありました。

 

確かに得られることも多かったですが
苦しかったのも事実です。

 

でも、その時の私に足らなかったのは
部長という経験を通じて
こんな知識や技術を得るぞ!
っていう意識だったのかもしれません。

 

もっと
『後輩とのコミュニケーション方法を学ぶ』
『医療界で成功されている教授や開業医の先生達が好む立ち居振る舞いを学ぶ』

とか、決めておけばよかったなって思います。

 

どうか私の失敗談も生かしてもらえればと思います。

 

部長という役職に憧れていうなら、
私はなってみてもいいと思いますよ。

 

全力で応援しますよ!!

困ったら相談してくださいね。

 

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まとめ

相談者さんの
『部長が務まるかどうか』というご質問に
部長の役割を掘り下げながら回答をしてみました。

次回は 部長にもタイプがあるって本当!? というお話をしていきます。

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