SNSが気になる…中学生の満たされない承認欲求!?自分との向き合い方

アイデンティティ/性の目覚め
悩む女子中学生
悩む女子中学生

今中学校3年生で、来年4月から高校生になります。

 

周囲の目が気になって、
それに合わせて行動してしまいます。

 

SNSも元々そこまで興味はなかったのですが

周囲のみんながやっていて
『やるよね?』という無言の圧もあり始めました。

 

やり始めると、だんだん

イイねの数やストーリーを見てもらえてるかが
気になり始め、

 

今は友達より
フォロワーやイイねの数が多いかが気になってしまいます。

 

そんなの気にしてもしょうがないとは思う反面、
あの子に負けたくない!

もっと見てもらわなきゃ!
って思い
イイねやフォローが多くもらえるよう
SNSにかける時間も増えてきてしまっています…

 

自分が抑えきれず、このままで大丈夫か心配です…

しろすけ医師
しろすけ医師

ご質問ありがとうございます

今回は承認欲求のお話ですね…

 

承認欲求はかなり厄介な感情です。

扱いを間違えると底なし沼にはまるので注意が必要です。

特に中学生の時に感じる承認要求は

その後の人生にも大きく影響するので慎重に進めていきましょう。

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承認欲求とは?

まず人間の心理からちょっとだけ勉強しましょう。

何かしらの集団に属したら

✅その集団の中で認められたい!!
✅尊敬されたい!!

という感情が出てくるのは、実は人として当然なことです。

心理学的には
マーズローの欲求の5段階説の第4段階(尊厳欲求)として説明されています。

中学校や高校であれば
成績や部活動など様々なところで

人よりも優秀な成績をとりたい!
先生に認められたい!
友達に一目置かれたい!

という気持ちが出てくるでしょう。

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あなたの承認欲求…その相手は??

でも、そこで一旦Stop!

承認欲求自体は当然あるものなのですが

✅誰と比較して勝っていたいのでしょう?
✅誰から承認されたいのでしょう?

そこを間違えないようにすることが大事なのです。

比較相手は誰?

相談者さんは誰と比較して競っているのでしょう?

イイね!が多い友人?
フォローワーが沢山いるインフルエンサー?
別のクラスにいる成績上位の学生?

etc etc…

相談者さんは常に『周囲の誰か』を競争相手に設定しているのかもしれません。

 

しろすけ医師
しろすけ医師

…でもそれは止めて下さい!

 

常に戦う相手は
『過去の自分』だけにしましょう!!

✅過去の自分よりも勉強した
✅過去の自分の成績を超えた
✅去年より部活で練習する時間を増やして上手になった など


『自分自身と比較する』
これがとても大切なことなのです。

もし他者を相手に勝負し続けると…

一生誰かと比較し続けることが癖になってしまいます

残念ながら世の中には上には上がいます、絶対に

中学校で1番になっても全国模試では?
地区大会で優勝しても全国大会では?
極端ですが世界では?

比較して勝ったと思っても、また次の相手が出てきます。
これをずっと続けていることを想像してみてください。

しろすけ医師
しろすけ医師

いつも満たされず誰かと比較し続ける…

 

しろすけの外来患者さんでも
こうした患者さんが時折来院されます。

『あの人が羨ましい』
『なんで自分はああなれないのか』

『自分の方が優れているのに』
『どうすれば自分は認められるのか』と

承認欲求をこじらせてしまうと
本当は周囲からも認められていたり
十分な成果や結果を出しているはずなのに
そのことに気づかない大人になってしまう可能性があるのです…

店員ちーこ
ちーこ

SNSをされているのなら

インスタなどでもこじらせた大人を発見できますよ…

ミイラ取りがミイラになった姿を
目の当たりにしてみるのも良い勉強かもしれないわね

将来そうならないためにも
常に他人と比較するのではなく、
自分自身と向き合い戦うようにしていきましょう。

認められたい相手は?

承認欲求をもとに
他人と比較して勝とうとする方に共通しているのですが…

相談者さんは誰に認められたいのでしょう??

親?
友人?
先生?
自分の周囲全員?

でも、周囲と比較して勝敗を決めているのは
『あなた自身』です。

相手と申し合わせたわけでもなく
勝敗をジャッジする人を設けているわけでもなく
一方的に『頭の中だけで』勝負をしているのです。

もちろん、
相手は相談者さんを競争相手とも思っていないでしょう。

この状況で、
『勝った』としても誰が認めてくれるのでしょうか??

お分かりの通り、
他人から認められることはないのです。

しろすけ医師
しろすけ医師

承認欲求の怖いところはここ!

余計に認められたいと他人の欲求を求める
スパイラルにはまるのです

 

周りに認められたくて

女子中学生
女子中学生

私は○○さんに成績で勝った!
私は△△さんより足が速い!
(ねぇ私ってすごいでしょ!!)

など
自分の方が優れていることを言いふらしても

へぇーすごいね

という建前の評価はもらえるかもしれませんが、
相談者さんの心に響くことはないでしょう。

そして…
それを聞いている側、逆の立場を想像してみてください。

あぁ自慢話ばっかりで面倒くさい人…

て感じませんか??

他人に認められたい一心で、
他人と勝負し続けても結果としては、逆にしかならないのです。

しろすけ医師
しろすけ医師

動機はなんであれ、
勝とう『努力したこと』は間違いではないはずなのに…

そうしたことまで認められないのは
残念な結果だと思いませんか??

 

ではどうすればいいのか!

結論は先ほどの比較相手のときと一緒。

比較するのが『過去の自分』であるなら、
認める相手もまた『自分自身』なのです。

常に自分と向き合い戦う人は
自分を褒めること・自分を省みることができるようになり、
結果、おまけのように他人からも一目置かれる存在になります。

本人は人に尊敬されようとしてるわけではありません。
自分と向き合っているだけなのに、
なぜか結果として、周りから評価や承認が得られるのです。

しろすけ医師
しろすけ医師

人生って矛盾ばかりですね…

店員ちーこ
ちーこ

相談者さん
・慣れないSNSを始めて使いこなせるようになってきたこと
・イイね!やフォローワーの数もついていること

実はそれだけでもすごいことなんですよ!!

 

私もSNSをしてるけど、ぜんぜん伸びないもの…

 

 

店員ちーこ
ちーこ

むしろ、お店にお客さんがいないからって
コーヒー飲んでくつろいでるうちのマスターに
相談者さんの爪の垢を煎じて飲ませようかしら…

マスター
マスター

……はぁ…今日もコーヒー美味しいなぁ

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まとめ

承認欲求について今回お話をしました。

最初にもお伝えした通り、承認欲求は必ず人にあるものです。

他人に褒められるのは嬉しいことですし
認めらえると自信につながることもあります。

特に学生時代は
自分のコンプレックスや弱点がとても気になり
自分が嫌になったり他人からの評価が欲しくなる時期でもあります。

ただ

✅他人と戦うのではなく目標を定め自分自身と戦うこと
✅他人ではなく自分自身で自分を認めてあげること

この練習をしていきましょう。

しろすけ医師
しろすけ医師

中学生という若い時に

素敵な悩みに出会いましたね。

 

あなたはあなたの良さが必ず沢山ありますよ。

頑張ってくださいね!!

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