この記事を読んで欲しい方
精神科外来通院中の方
ご家族が精神科外来通院中の方
こんにちは 精神科医しろすけです
今回は精神科に通院しているが、どうも先生と合わない気がする
変えた方がいいのか?
そもそも先生と相性が悪い??
という質問にお答えしていきます
精神科は特に、主治医との相性が重要な診療科であるとは思います
だからこそ、信頼関係が構築できる先生に出会って欲しい!!
現在、通院されている方で
主治医に疑問を感じている場合、
次の3つの特徴に当てはまる可能性があります。
みなさんの外来主治医が当てはまるか一度確認してみて下さい。
合わないと思われやすい精神科医の分類3選
②同業者(精神科医)からは高評価だが患者さんからNGになる精神科医
③同業者(精神科)からは低評価だが患者さんからは高評価になる精神科医
同業者(精神科医)としてNGな精神科医
指導医がちゃんと指導しているのか!とも思いますが…
②初回診察から多種類の薬を処方する
③そもそも患者さんを見ない、カルテばかり書いている
①毎回の診察時間が短時間の医師
診察時間に関しての質問を沢山頂きますが
現場で勤務している身としては、診察時間は1人10分が平均的です。
『もっとじっくり話を聞いて欲しい!』
という希望も少なくありませんが
毎回しっかり診察に時間をかけることは正直難しいのが現実です…
ただし、明らかに患者さんの調子の悪い時は別物です。
他の患者さんの待ち時間が多少伸びても診察時間をかけます。
だからこそ、『毎回』という言葉を入れました。
逆に、調子がいい時は
そこまでの診察時間をかけないこともあります(ごめんなさい)
状態に応じた対応してくれる外来主治医が見つかるといいですね
②初回診察から多種類の薬を処方する医師
これは要注意です!
例えば抗うつ薬、睡眠薬など
同じグループに属する薬を一度に2種類以上処方するのは
よほどの理由がある場合です
初回からは、あり得ません!!
初回から薬を大量に処方された場合は
別のクリニックへセカンドオピニオンを受けることを強くオススメします
③患者さんを見ないで診察をする医師
【精神科医は患者さんを見て観察して診療する】
これが大原則です
『目が合わない』
『見てくれない』は
消化器内科の先生が腹部の触診をしてくれないのと同じくらいに変です
ずっとカルテを書いてるだけの先生は、一体どこを見ているのか…(おーい)
同業者(精神科医)からは高評価だが患者さんからNGになる精神科医
患者さんが苦しい状態にある場合、
もちろん、その気持ちに寄り添うことも大事です。
しかし、私達精神科医にとっては
『苦しい状態から脱出を目指す』ことも同じくらいに大事です。
だからこそ、苦しい状態であっても
・トライアンドエラーを繰り返すこと
・苦しい状況に向き合うこと
を患者さんに求めてしまう
これが、
『こんなに苦しいのに先生はわかってくれない!!』
と怒られてしまうことに繋がることもあります
(このさじ加減が難しいのです…)
外来主治医から
厳しい言葉を言われた経験のある方は少なくないかと思います。
もしかしたら、苦しい状態から抜け出して欲しい!という思いからかもしれません。
同業者(精神科)からは低評価だが患者さんからは高評価になる精神科医
残念ながら、一定の確率で遭遇します
患者の希望するままの処方や診断書を出す精神科医…
いやいや、主治医とは一体!?と思うのですが
患者さんからの評価が高いこともあります…
それでも患者さんの精神症状が
改善していれば何も言うことはありませんが
しろすけが見てきた中では、症状が改善するのかは正直…です
もし自分の家族の主治医が
このタイプの先生だったら、転院したら?と意見するかもしれません
主治医との相性
患者さんから
『うーん…この先生って』と思われやすい分類の医師を紹介してきました。
けど私の通院先の先生は
最後に全部に当てはまらないけど、何かが違うという方
それが相性です
性別、年齢色々な因子があって相性が決まると思います
思い切って一度、別に医師に相談してみてはいかがでしょうか
そんな、簡単に主治医変更とか言えないよーって方は
大きな声では言えませんが、通院の曜日変更を希望すると…これ以上いうと怒られそうだから以下自粛 察してくださいませ