精神科通院:精神科医が語るクリニックと病院のメリットとデメリット

病気

今回はこちらの質問にお答えしていきます

精神科に通院する時って、クリニックを選ぶべき?病院を選ぶべき?

この記事を読んで欲しい方

精神科通院先でお悩みの方

今後精神科受診を検討している方

こんにちは 精神科医しろすけです

本来のクリニックと病院の違いではなく

ここでは

入院病床のあるなしで考えてきます

 

まずは

通院先が入院病床のないクリニック

こちらに通院されている方が一番多いかもしれません

 

メリット

自宅近くや職場近くなど選択肢が多い
同一の先生が週に複数回外来を担当しているから
曜日や午前午後などある程度融通が効く

デメリット

入院になった場合は病院探しが大変
夜間の問い合わせができないことが多い

 

次に

入院病棟がある病院

 

メリット

規模の大きい病院では脳波やCT、MRIなど身体の検査まで同一病院ですることができる
夜間の問い合わせや相談を受けてくれる
入院先を探す必要性がない(ただしかかりつけ病院が満床時は別)

デメリット

外来日が固定されることが多い
例えば担当の先生が水曜日の午前中しか外来をしていないなど
外来の待ち時間はクリニックと比べてとにかく長い
紹介状がないと初回受診を受け入れてくれないこともある

 

じゃあどこ行けばいいの?という質問が飛んできそうですね

しろすけとしては

まずは予約が取れたところ!!です

 

初回受診までに時間がかかることが一番のデメリットです

 

まずは予約が取れたところに行くことをお勧めします

 

通院していく中で

やっぱり入院病棟がある病院が安心だしいいなぁとか

通いにくいから自宅近くにしようとか

復職するから夜までやっているところにしようとか

 

自分に合う形での通院スタイルを作って欲しいですね

 

以前入院病棟がある少し大きめの病院に勤めていた際に

片道2時間かけて通院されている方がいましたが

それとなーく理由をお伺いしたら

『行き帰りは息子が車で送ってくれるし、その位しか息子と話せないから。大事な時間なのよ』と

なるほど、そういう考え方もあるのかと思った経験があります

 

ご自身にあった通院スタイルを作って頂きたいですね

 

さてさて、今回はクリニックと病院のメリットデメリットでした!

精神科に関するお問い合わせをお待ちしております!

タイトルとURLをコピーしました