子供がペットを欲しがる場合…飼うか諦めるどうすべき??納得の対処法

子育て

先日子供と一緒にホームセンターに行った際に
併設されているペットショップを覗いてからというもの、
犬か猫が欲しいと言って聞きません。

 

お誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントでも
自分が絶対面倒を見るから犬か猫が欲しいと…

 

我が家は小さいながらも一軒家ではあるので
飼うことは自体はできるのですが、
『今はダメ』と制止しています…

 

最近はSNSでもプレゼント箱に入った犬をもらって
子供が泣いて喜ぶ様子なども頻繁に見られるため
親としてどうするのが良いのかと悩んでいます…

 

シロ
シロ

ご質問ありがとうございます。

子供って一度は犬や猫を飼いたいって言いますよね。

この記事を読まれている読者の方の中にも、
一生のお願いを使った方もいると思います。

 

ペットに関する子供の希望をどのように受け止め
対応すると良いかを見ていきましょう。

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ペットを欲しがる子供への回答別対応例

いきなり結論から!

まずは『飼う』『飼わない』『答えがでない』
それぞれの対応例を見てみましょう。

飼う場合

良い対応例

ペットを飼う!と決めたのであれば…

飼っても良いという意志を子供にまずは示しましょう。

ただ
『飼うペットをどの種類にするか?』
を子供と一緒に考えてください。

え…子供は犬か猫が欲しいって言っているよね?
ならそれを飼うのでは?

と思われるかも知れませんが…

ペットを飼うと決めるのと
子供が希望するペットを飼うのとは同義ではありません。

また親が勝手に『○○を飼おう』と決めるものでもありません。

✅行動範囲を室内に留めるのか室外も含めるか
✅居住地の温度や環境変化に適した動物かどうか
✅どの程度世話ができるのか

などなど

今飼える条件や環境の中で、
ペットのために『できること』『できないこと』
しっかりと子供と話し合い
その中で結論を出すことが大事でしょう。

なぜなら、物を買うのではなく、命ある動物を飼うのです。

飼うなら『命の大切さ』を理解し
その責任を子供にも飼う前段階から意識させることが大事でしょう。

 

結果、子供の希望通りになるかもしれませんし
場合によっては、熱帯魚などの別な動物になるかもしれません。

命を負う責任は親だけでなく子供も持つべきもの

飼うと決めるのであれば、
親も真剣に命の大切さを子供に教え、
お子さんとともに体験し学ぶ機会を作ってあげましょう。

 

万一、子供が
『自分が飼いたいと言ったものではない』
『それじゃないと飼う意味がない』と反発するなら??


もし子供から反発があるなら
飼うこと自体を断わっても良いでしょう。

飼った動物が懐かない…
可愛くなかったり世話が手間だと感じる…

ペットを飼う限り
自分にとって良いことばかりではなくとも
大切に育て続けないといけません。

 

『自分が好きだと感じた動物以外は好きになれない』
そのような覚悟では、命の大切さを学ぶことはできません!!

 

そして、逆に子供が飼いたい動物に拘るなら…
ペットを飼いたいと思った気持ちの裏に、別の理由があるのかもしれません。

普段家に誰もいなくて寂しいから、人なつっこい犬がいいと思った…
とある動画で猫がバズってて、猫を飼って動画を挙げれば注目されると思った…

家族で過ごす時間が本当は欲しい!という本音
注目してほしい!承認してほしい!という本音

隠れた子供の本音がここで出てくる可能性もあります。

そのためにも、
飼うペットに関する話し合いは
きちんと子供と話し合って頂ければと思います!

 

悪い対応例

子供の希望するペットを
そのまま何も話し合わず飼うパターンです。

子供の希望を叶えたので当初は喜ばれるかもしれません。

ただそこには飼う以前から命と向き合う努力が一切されていません。

もし子供が『あー犬かわいいからほしいなー』と
一過的に思っただけだった場合、どうしますか??

『かわいくなくなったから、あとお父さんが面倒見て』
と言われたらどうしますか?

『飼いたいっていったのはあなたでしょ!あなたも責任を持ちなさい!』
と子供に怒っても後の祭りです。

これは子供が悪いのではなく、
当初にしっかり向き合わなかった親の責任でもあります。

飼うと決めたのであれば、
命の大切さを子供にも問いながら飼うようにしましょう。

飼えない場合

良い対応例

飼えなくて諦めさせる必要があるなら
子供に対しても真摯に向き合い、はっきりと断るようにしましょう。

子供は嫌だとダダをこねたり泣くかもしれません。

ただ

✅親の自分達が責任を持てない
✅あなた(子供)を育てることに全力を注いでいて、ペットを育てる余裕がない

と今は責任が負えないことを伝えると、その意志は伝わります。

そして飼えないとしても
子供がなぜペットを欲しいと思ったのか?の理由を聞いてみて下さい。

飼う場合と同様、
欲しいと思った理由には子供の本音が現れていることでしょう。

ペットを飼うこと以外で
その本音に答えてあげれるのであれば、ぜひともそれを実行してあげましょう

 

悪い対応例

頭ごなしに『ダメ』と諦めさせることです。

幼少期にペットが欲しいという願望は
子供にとっては大きい感情の変化のため記憶に残りやすいです。

親に言っても

とりあえず反対される…
私は嫌われているんだ…

という反発心・反抗心が出てきてしまうかもしれません。

また家では絶対反対されるからと
野良犬や野良猫に関わりを持った場合、
命や世話する責任を負わず
都合の良いところだけを体験することになります。

命に対して
『自己中心的に関わっても良い』という
誤った認識ができてしまう危険性もあるため
頭ごなしに否定することは避けるようにしましょう。

答えが出ない場合

なかなか踏ん切りがつかない…


それなら
世話することを試すという意味でも
花や植物、家庭菜園などから開始してはいかがでしょう?

花や植物も命あるもの
世話しないと命は簡単に失われてしまいます。

寿命が長い動物で開始というのに不安が募るようでしたら、
まずは段階的に経験を踏み、試してみるのも良いかもしれません。

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ペットを飼うために必要なことは…

さて、先に対応例をご紹介しましたが…

そもそも、ペットを飼う/飼わないはどうやって決めるのでしょう??

ペットを飼う際に必要なのは親の○○!

ペットを飼うことは子供一人では絶対にできることではありません。
家族全体が関わってくるため、最終決定権と責任は親が持っています。

例えば

✅子供がお散歩を必ずする
✅子供が責任もってしつけをする

など

子供と約束事をして、
子供がそれを守ることを前提にペットを飼うことに許可するケースがありますが
残念ながらそうした約束事は役立ちません。

はっきりと申し上げます。

朝が苦手な小学生や中学生が、
早起きして犬の散歩をする、面倒を見るなど不可能に近いです。

最初のうちは

一緒に入れるのが嬉しいな!
約束したし頑張ろう!

そうした想いで続くこともあると思いますが

最終的にはまず間違いなく、
ご両親が主体となって面倒を見る形になるでしょう。

初めから子供を頼ってはいけませんし、
今から命の重さを学んでいく子供に、最初から背負うことはできません。

そして…

相談者さんも
心の中では薄々そうしたことを感じており

『自分たちで世話ができるか??』

と考えた際に、できないと思ったので
子供に『ダメ』と言ってきているのではないでしょうか?

そう、

✅自分が世話をする覚悟
✅ペットが健全に最後まで生きることを背負う覚悟

が持てていないのです。

実は、ペットを飼う際に
一番に問われるのは
親御さんの覚悟』です。

シロ
シロ

ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが…

ペットを飼うということは
『子供が一人増える』と捉えても良いと思います。

その覚悟はありますか??

 

 

 

ペットを飼うメリット/デメリット

ペットを飼うメリットとデメリットも見てみましょう。

✅日々の生活を共有できる新たな家族的存在ができる
✅情緒や感受性を育め、命への責任を学べる
✅飼育を通じ自身の生活習慣も整う

✅毎日の世話が必要
✅部屋が汚れたり傷つく可能性がある
✅ペットを飼うためのスペースが必要
✅外泊等に旅行の時間を作りづらい
✅餌代等でお金がかかる

面倒が見れるのであれば
ペットを飼うことは子供のみならず、
家族全体のプラスに働くことが多いと言えます。

デメリットとしては
『お金・空間(環境)・時間』が必要になる点

つまり
『命を育み世話をする』ことに、その3つを投じる余力があるか否か
ということでもあります。

・ペット不可の物件に住んでいる
・飼えるスペースがない
・世話できる時間が確保できない
・飼って世話をする資金がない 

など

ペットが飼えない環境であったり
余力がないのであれば無理して飼うことは辞めましょう。

 

いずれ面倒を見切れなくなって

・管理不足からペットが逃げ出す
・誰かに譲渡することになる
・無責任に見捨てる(時にニュースになってますね…)
・寿命が早まる

など

飼う側、飼われる側双方にデメリットしかありません。

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まとめ

ペットを飼うには、

親の覚悟
飼う環境や条件が整っていること(お金と時間と空間の余力がある)

この2つが必ず必要なこと。

この2つが揃っているのであれば、
ぜひとも飼ってみるといいのではないでしょうか?

 

シロ
シロ

いかがでしたでしょう??

大人にとってはペットを飼うことが
命の責任を負う行為であることは経験上理解していると思います。

 

ただ子供はまだ知らないため純粋な気持ちで飼ってみたい
と願うものです。

 

その希望に対しては安易にYes,Noで答えるのではなく
命について共に考える機会として接してもらえればと思います。

しろすけ医師
しろすけ医師

最後にしろすけからも個人的なお願いです。

 

もし犬や猫を飼うのであれば、
ペットショップで探すのではなく
保護犬や保護猫からお願いしたいと思っています。

 

どれだけの犬猫が人間の勝手な感情から

生かされ殺されるか…

そうした現実も、僕は知って欲しいと思っています。

 

事実、僕の家にいる猫も

ガリガリに痩せ細った野良猫を保護したら

まさかの妊娠していて引き取った形です。


子猫全員はさすがに飼えなかったので、
やむを得ず数匹は里親に出しましたが…

こはちゃん
こはちゃん

ちなみに、しろすけ先生は
家で1人寂しかったから猫さんを保護したんでしょ??
一気に家族が増えてよかったね!!

しろすけ医師
しろすけ医師

コハク君…私の威厳が…

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