『突然仕事に行けなくなった男性』について精神科医が解説します

うつ病に関するお悩み解決
しろすけ医師
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こんにちは、しろすけです。

今回は突然仕事にいけなくなった男性の物語です。

お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の男性は徐々に抑うつ状態が悪化、遂に仕事にも影響が出たというシナリオです。

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突然仕事に行けなった男性が来店!?
部署異動をきっかけに徐々に仕事が憂鬱になった男性。ある日体に異変が。喫茶店の猫た...

 

仕事、家族、お金など

色々な問題から

『頑張らないと!!』と必死になって働いた男性

 

誰かのために頑張ること自体は悪いことではないですが

しかし、無理は続きません

 

無理を続けると

身体や心は必死にシグナルを出すわけです

 

『休んでー!!もうあなたは限界に近づいているよ!』

 

最近はそのシグナルを無視して働く方の多いこと…

今回の方もそうでしたね

 

すると身体や心は

『あれ、気がついてないのかな?もっと強いシグナル必要?』となるのは当然。

さらに強いシグナルを出します

 

【シグナル例ーでやすい初期症状ー】

・原因不明の関節痛、目眩、腹痛

・不眠や悪夢

・食欲不振

・考えがまとまらない

・楽しいことが感じられない

などなど

最初はほんの些細なシグナル、しかし徐々に貴方の生活に影響を与えます。

 

これらの症状を『根性』だけで突破するのは100%無理です

いつか限界がきます!

というより、身体や心が限界にさせるのです

なぜなら、あなたに休んでほしいから!!

 

しかし、この状態になっても

なぜか皆さん精神科に受診してくれません(とほほ)

 

整形外科、耳鼻咽喉科、神経内科などに受診され

関節痛や目眩の症状を訴えられます

 

そこで初めて『精神科に受診してください』と言われるわけです。

 

『えーそんなぁ』と思われる方も多いのは理解していますが

怖がらず受診してください

治療は早ければ早いほど回復も早いです!

 

事実、初回診察で多くの方が

『抱いていたイメージと違った、もっと早くくれば良かったですね』

という感想を持っていただけます。

 

治療できることよりも

もう一人で悩まずに済むということが

安堵につながるのかもしれませんね。

 

誰かに悩みを吐露する。

それが治療の第一歩です。

どうぞ遠慮せず、精神科医にSOSを出してください。

一緒に考えていきましょう。

 

もし精神科に受診したらどうなるの!?ということが不安な方がいらしたら

下記の記事も合わせてどうぞ!!

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困っている時ほど視野が狭くなり

どうしていいのかわからなくなることもあります。

この記事を読んで、お一人でも精神科医にSOSを出すことを思い出してくれれば幸いです

 

精神科医 しろすけ

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今回も読んでいただきありがとうございました!

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